2014年10月5日に発表させて頂いたOURCELLの3rdアルバム”UNROCK”についてのメモ書き。
このアルバムはサポートミュージシャンたちによるギターサウンドが重要な鍵でした。素晴らしいプレイを披露してくれた彼らに最大限のリスペクトと心からの感謝の意を捧げます!

Support Musicians

  • Yu-G on Guitar (M-01,09)
  • Ayumour on Guitar (M-02,05,10)
  • KUSH on Guitar (M-04,06,08,10)

Key of Ekstasis

デモ段階での作曲者RUYからの世界観のイメージが、「いつも(いつまでも)好きなことばっかやっててごめん。でもかっこいいと思ってんでしょ?僕も君の好きなことに興味あるんだよ。君のパパだって僕を認めてくれるさ。」
・・・というもの。
最終的に収められた曲はギターにオルガンにと、往年の70年代ロックを思わせる仕上がりになってると思うけど、自分にとってキーが限界にチャレンジした曲で、恐らく再現はかなり難しいかもしれない。^^;
曲のタイトルはNobody Stranger→Strange World→Key to the XTCを経て、最後はKey of Ekstasisに落ち着いた。
とにかくYu-Gさんによるギタープレイが素晴らしく、そのために聴いて頂いても損はない曲だと思う!

TONIGHT

RUYが作ったデモの段階から、イントロのジャジャッ♪ジャジャッ♪ジャジャーッ♪があって、メンバー間でもかなり好評だった。
そのデモ段階ではまだ全体像は完成していなかったが、シンプルでストレートな曲調は素直にいいなと感じた。
製作が進む中で完成形に聞かれるあの間奏部分が加わったとき、実は奇をてらわずにデモのイメージのまま発展してほしかったかな、という違和感もあった。しかし今となっては、ガラっと曲調が変わる完成形での仕上がり以外は考えつかないな!というくらいに気に入ってしまった。
こういった自分の想定外のものが飛び出してくる面白さ、プロセスを楽しめるのもバンドの醍醐味でもあると思う。
ギターはAyumourさん!彼もこういうサウンドは大好きだと思うけど、伸び伸びしたプレイが本当に気持ちいい!

ASAP

K2Rは時々とても想定外な曲を書いてくるけど、この曲もそんなうちのひとつだと思う。このイントロは本当に耳に残る!この個性って才能だなと感じる。
メロディラインにしても僕にとっては全く感覚にないもので、かなり新鮮で次が読めない展開に楽しませてもらった。
逆を言えば、歌入れにはかなり苦労した曲。メロディを覚えるのも大変で、何度も感覚の修正を重ねて最後はもう勢いでやった。
ASAPっていう意味不明?なタイトルとも相まって印象的な曲に仕上がったんじゃないかな。

PHANTOM

この曲もK2Rワールド全開だと思う!メロディ作りはデモ段階の仮歌でK2Rがラララで歌ったものをベースに細かいところは僕が歌いやすいように調整するという形で進めていった。その意味ではASAPよりは随分と気持ち的にもやりやすかったかな。
K2Rのメロディは半音で流れていくラインに特徴があると思うけど、この曲ではAメロやBメロにそういうラインを含みつつも、サビを逆にすごく分かりやすくすることで、より印象的に迫ってくる感じがあると思う。K2Rが意図的に狙ったものか偶然なのかは聞いてないが、いずれにしても彼の才能だね。
ギターはKUSH!リズミカルなギターリフでサウンドを支えてくれている。
歌詞もちょっぴり不思議な世界観でちょっと面白いね。

Another Blue

この曲は15年以上前に一度作りかけていてなかなか形にできなかった曲。今回アワセルで改めて取り上げてひとつの形にはなったけど、自分としては長年の煮え切らない感覚がいまだにあって、なかなか冷静に判断できない曲かな。
退廃的なロックのイメージや浮遊間のあるコーラスワークとかそういう雰囲気重視で作った感じ。
ギターはAyumourさん!間奏のギターソロは聞き所だと思うし、僕もかなり気に入ってる!

Sweet Rain Blue

この曲は最初から雨をテーマに作曲したものだが、同時にいつもお世話になっているアワセルマネージャーのEMKへの感謝も込めようというRUYの提案を受けて、僕なりのEMK像を描いて書いてみたものだ。
実はデモ曲は4曲ほど作ったんだけど、メンバーからなかなかOKが出なくて、何とデモの中の2曲をくっつけて1曲にまとめたのが完成形で聞けるVerだ。
歌詞はK2Rだが、もちろん普通のバラード曲として聞いても違和感がないようまとめつつ、どこかEMKを思わせる感じもあって彼なりの感謝が伝わってくる内容だね。
RUYのアレンジも秀逸で見事に都会的サウンドに仕上げてくれたと思うし、このアレンジに合った素晴らしいギターをKUSHがプレイしてくれた。
作詞K2R、作曲TKB、編曲RUY→EMKいつもありがとう!がうまく形になってれば嬉しいけど。

Lonely One

作詞&作曲ともK2R。個人的にはK2Rがアワセルの中では一番ロマンティックな奴だと思ってるけど、彼のそんな一面がとてもよく表れた曲じゃないかな。
曲は聞いた感じではシンプルに聴こえるかもしれないけど、何回も転調してて結構凝ってるしね。かなり歌入れも苦労したかな。
最後の大サビの部分の歌詞をK2Rがかなり苦労してて、僕もアイディアを出したりもしたけど、最後はK2R自身が頑張ってくれて無事に収録された。
“ありのままの”っていう今年のトレンドを捉えたセンスは流石だな!

Find the Way

RUYのデモ段階ですごく洋楽っぽい感じを受けたし、仮歌の音感が放つ浮遊間がこの曲の良さなんじゃないかというのが第一印象としてあった。
とにかくデモのニュアンスを何とか昇華したいと思ったけど、ファルセットの部分がかなり苦しくて、調子のよい日を狙ってなんとか録音した。残念ながらこれも再現は厳しい曲になると思うけど、録音物としてのこの曲は個人的にはかなり気に入っているし、切なさと力強さみたいなものが少しでも表現できているならば嬉しいかな、というのが率直な気持ち。
アルバムの中では最長の約7分半にも及ぶ曲だが、間奏のKUSHのギターとRUYのオルガンバトルは聞き応えがあると思う。

Avenir

Aメロ、Bメロ、サビとハッキリ分かれた構成にはなっているけど、それぞれのパートが主従関係なくドラマティックな要素を孕んでいて、そこが魅力だと感じている。Bメロが少しフックになる感じもあるしね。
個人的には「少しだけ眠るよごめんね」という歌いだしの歌詞がとても気に入っていて、掴みの言葉として非常に耳に入ってくる気がする。
曲のタイトルは夕暮れ→SLEEP→ENDRESS→futur→Avenirとまるで戦国時代の武将が出世する度に名前が変わるがごとく変遷していった。
最終タイトルのAvenirを提案したのは僕だけどね!フランス語で「未来」という意味を持つ。
何と言ってもYu-Gさんのギタープレイが切なすぎてもうたまりません!泣きのギターってよく言うけど、まさに涙がチョチョ切れます!

TIME UP

この曲のメロディは本当にもう迷わずに出てきたというか、まさに降って来た感じ!自分の中から出て来たメロディなので歌っててもしっくりくるし、作詞もメロディを崩さずに流れるような言葉を選んであてていったので、自分でも歌っていて非常に気持ちがいいし無理がない曲。
詩の世界観はなかなか説明が難しいけど、映画マトリックスなんかのテーマが裏には隠れている。
曲のタイトルは、ある曲をイメージして最初はCoolだったが、アルバムラスト曲になることが決まった辺りでTIME UPに決定した。
何と言ってもAyumour & KUSH 二人によるギタリストの競演はとってもスリリング!歌をBGMにギターを聞いて下さい!

投稿者プロフィール

TKB
TKBVocal

あまり主張しすぎない声の音色はアワセルサウンドと融合して楽曲の一部として溶け込んでいる。バラード作りにおいては一定の評価を得ており、アワセルの特徴のひとつとされている。IT部門担当でもある。